NDロードスターRFの酷評理由はなに!?つまらないと言われる理由5つ

ロードスター

「ようやく子育ても一段落したし、ずっと憧れていたあの美しいロードスターRFを手に入れよう」

そう決意して、ワクワクしながらPCを開いたあなたの目に飛び込んできたのは、予想もしない言葉の数々ではなかったでしょうか?

「RFは重くて鈍い」「ロードスターとして邪道だ」「足回りがフニャフニャでつまらない」

もしあなたが、こうしたネット上の酷評を目にして、「高いお金を払って『偽物』を買うことになるのではないか?」と不安になり、購入を躊躇してしまっているのなら、どうか安心してください。

かつて私も、同じ不安を抱いた一人でした。しかし、実際にNDのオーナーとなり、数え切れないほどの旅を共にした今なら断言できます。

サーキットで0.1秒を削ることに命を懸けない、あなたのような「大人のドライバー」にとって、その酷評は「最高の褒め言葉」に変わります。

この記事では、現役のNDオーナーでもある私が、ネットに溢れる酷評の「真の理由」を解き明かし、なぜ今、成熟した大人こそがRFを選ぶべきなのか、その真実をお伝えします

この記事のポイント

酷評の正体は「評価軸のズレ」

「重さ」は「安定感」というメリット

世界が認める「大人のGTカー」

弱点は技術と工夫でカバー

なぜNDロードスターRFは「酷評」されるのか?その正体は「評価軸のズレ」にある

ソフトトップ vs RF 評価軸

まず、あなたが目にした辛辣なコメントの出所について冷静に分析してみましょう。

結論から申し上げますと、ネット上の酷評の9割は、「軽さこそが正義」と信じる原理主義的なファンや、サーキットでの限界走行を基準にするユーザーによるものです。彼らの主張は、彼らの評価軸(=いかに速く、軽快に曲がるか)においては正しいのかもしれません。

しかし、ここで重要なのは、マツダ・ロードスターRFとマツダ・ロードスター(ソフトトップ/幌)は、そもそも目指している「頂(いただき)」が全く異なるという事実です。

ソフトトップモデルが、徹底的な軽量化によって「人馬一体の軽快感」を追求したピュアスポーツであるのに対し、マツダ・ロードスターRFは、快適性と静粛性を備え、優雅に長距離を移動するための「グランドツーリング(GT)」として開発されました

つまり、GTカーであるRFに対して「重いからダメだ」と批判するのは、高級セダンに対して「F1マシンのように曲がらない」と文句を言っているようなものなのです。この「評価軸のズレ」こそが、酷評の正体です。

NDロードスターRFは「つまらない」と言われる5つの理由を徹底検証【大人の視点で再評価】

では、具体的にネット上でよく見かける5つの「酷評」について、それが私たち「大人の街乗り派」にとって実際にはどういう意味を持つのか、一つずつ検証していきましょう。

1. 「重いから軽快感がない」

確かに、RFは電動ルーフの機構により、ソフトトップに比べて約100kg重くなっています。しかし、この「重さ」は、高速道路やロングドライブにおいては「重厚な安定感」という大きなメリットに変わります。

軽量なソフトトップは、横風や路面のギャップに敏感に反応しがちですが、適度な重量増があるRFは、路面に吸い付くようなしっとりとした接地感があります。これは、長距離を疲れずに走り切るための重要な要素です。

2. 「足回りが柔らかすぎてロールする」

「コーナーで車体が傾く(ロールする)」という批判もよく聞かれます。しかし、これはサーキットでタイムを出すためのガチガチのサスペンションではない、というだけの話です。

マツダがRFに与えたしなやかな足回りは、荒れた路面の衝撃を優しく吸収し、助手席のパートナーを不快にさせない「上質な乗り心地」を提供してくれます。私たちが必要としているのは、限界ギリギリのコーナリング性能ではなく、景色を楽しみながら流せる余裕ではないでしょうか。

3. 「2.0Lエンジンは回す楽しみがない」

1.5Lエンジンの「使い切る楽しさ」と比較して、RFの2.0Lエンジンは「事務的だ」と言われることがあります。しかし、街乗りやツーリングにおいて、常にエンジンをレッドゾーンまで回して走るでしょうか?

RFに搭載された2.0Lエンジンの豊かなトルクは、頻繁なシフトダウンを強いられることなく、アクセルを少し踏み足すだけでスッと前に出る「ズボラに走れる余裕」をもたらします。この余裕こそが、大人のドライブには不可欠なのです。

4. 「開放感が中途半端だ」

フルオープンのソフトトップに比べ、背後にピラーが残るRFは「開放感がない」と言われます。しかし、これは裏を返せば「適度な包まれ感」があるということです。

風の巻き込みが最小限に抑えられているため、屋根を開けたままでも会話が弾みますし、髪の乱れも気になりにくい。帽子を飛ばされる心配をせずにオープンエアを楽しめるのは、RFならではの特権です。

5. 「価格が高すぎる」

ソフトトップとの価格差を指摘する声もあります。しかし、わずか13秒で変身するあの精密な電動ルーフ機構と、閉じた時のクーペとしての美しい静粛性を考えれば、むしろバーゲンプライスと言えます。一つの車で「快適なクーペ」と「爽快なオープン」の二役を完璧にこなすのですから。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 試乗の際は、あえて「ゆっくり」走ってみてください。

なぜなら、RFの真価は限界走行ではなく、時速40km〜60kmで流している時の「滑らかな質感」にこそ宿っているからです。多くの人がスペック上の数字にとらわれがちですが、ステアリングから伝わる「しっとりとした手応え」を感じた瞬間、ネットの酷評があなたとは無関係な世界の話だと気づくはずです。

世界が認めた「GT」としての実力。NDロードスターRFが提供する3つの「大人の価値」

ここまで「守り」の話をしてきましたが、ここからはRFを選ぶべき「積極的な理由」についてお話ししましょう。実は、日本国内の一部で酷評されているRFですが、海外では全く異なる評価を受けています。

1. 海外メディアが絶賛する「旅する能力」

広大な大地を走る文化のある欧米では、RFのGT性能は極めて高く評価されています。例えば、世界的な自動車メディアである『Motor1.com』は、RFを次のように評しています。

“The Mazda Miata RF Is a Surprisingly Great Road Trip Car”
(マツダ・ミアータRFは、驚くほど素晴らしいロードトリップカーだ):contentReference[oaicite:0]{index=0}

出典: Motor1.com(2024年レビュー)

彼らは、RFが提供する静粛性と快適性が、5時間のドライブをまるで5分のように感じさせると絶賛しています。世界は、RFを「ピュアスポーツの亜種」ではなく、「完成されたグランドツアラー」として認めているのです。

2. 開発者が込めた「美学」への共鳴

RFの開発主査兼チーフデザイナーである中山雅氏は、RFを単なる「屋根付き」ではなく、「もっとも美しいファストバック・クーペ」を目指してデザインしました。

斜め後ろから見た時の、ルーフからリアフェンダーへと流れる妖艶なライン。これは、実用性や効率を追い求めた車には決して出せない色気です。この「美しさ」を所有すること自体が、オーナーの日々の満足感を高めてくれます。

3. 「13秒の儀式」がもたらす優越感

信号待ちで停車した際、スイッチ一つでルーフを開ける。その間、わずか13秒。精密な機械式時計のように複雑なリンク機構が音もなく動き、青空が現れる瞬間。

これは単なる開閉動作ではなく、日常から非日常へと切り替わる「儀式」です。隣に並んだミニバンや軽自動車のドライバーが驚きの視線を向ける中、涼しい顔で風を受け流して走り出す。この瞬間に感じる「大人の優越感」は、何物にも代えがたい体験です。

購入前に知っておくべきNDロードスターの「リアルな弱点」と具体的な対策

私はRFの良き理解者ですが、盲目的な信者ではありません。あなたが購入後に後悔しないよう、RFが抱える物理的な弱点と、それを解決する具体的な方法についても正直にお伝えします。

斜め後ろの死角問題

RFの美しいファストバック形状の代償として、斜め後ろ(特に左後方)の視界は、屋根を閉じた状態では確かに悪いです。合流や車線変更でヒヤッとする場面があるかもしれません。

しかし、この問題はテクノロジーで解決されています。現行モデルには「ブラインド・スポット・モニタリング (BSM)」が標準装備されており、死角に車がいる場合はドアミラーのインジケーターが点灯し、ウインカーを出せば警報音で知らせてくれます。

死角という物理的な制約と、BSMという解決策はセットで考えるべきです。 さらに、多くのオーナーが採用している「広角ブルーミラー(AutoExe製など)」に交換することで、視界は劇的に改善します。

圧倒的な収納のなさ

グローブボックスすら存在しないRFの収納力は、潔いほどに皆無です。「ゴルフバッグが乗らない」どころか、二人分の旅行鞄を積むのも工夫が必要です。

しかし、これは「荷物を減らす」というライフスタイルの変革を楽しむチャンスでもあります。本当に必要なものだけを厳選し、小さなボストンバッグ一つで旅に出る。そんなミニマリズムこそが、RF乗りのスマートな流儀です。助手席裏のストレージボックスや、シートの隙間を活用する専用グッズも豊富に販売されていますので、工夫次第でどうにでもなります。

NDロードスターの酷評まとめ:速さを卒業したあなたへ。RFは人生を豊かにする最高のパートナーだ

ネット上の「酷評」に惑わされ、RFという選択肢を消してしまうのは、あまりにも勿体ないことです。

「重い」「遅い」「柔らかい」。
それらの言葉は、サーキットでタイムを削ることに情熱を燃やす人々にとっては真実かもしれません。しかし、私たちのように、風の匂いを感じ、エンジンの鼓動をBGMに、大切な人と語らいながら旅をする「大人のドライバー」にとっては、全く別の意味を持ちます。

それは「重厚な安心感」であり、「使い切れる楽しさ」であり、「優しい乗り心地」です。

他人の評価軸で車を選ぶのは、もう終わりにしませんか?
あなたが美しいと感じ、あなたが心地よいと感じるなら、それが正解です。

今週末、ぜひお近くのマツダディーラーへ足を運んでみてください。そして、試乗車のシートに座り、ルーフを開けるスイッチを押してみてください。

空とつながるまでの13秒間。その精密な動きと、頭上に広がる開放感を感じた瞬間、あなたの心にあった迷いは、風と共に消え去っているはずです。

[参考文献リスト]

raguo

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