NDロードスターRFはロードノイズでうるさい!?防音対策5選!

ロードスター

せっかく念願のロードスターRFを手に入れ、いつか奥さんを助手席に乗せて初めてのロングドライブへ――そんな日を想像したことはありませんか。「この車、かっこいいね」と褒められるはずだと期待しながら高速道路に乗った瞬間、もし現実が違っていたらどうでしょう。

ゴーッというロードノイズに会話がかき消され、「え?なんて言ったの?」と何度も聞き返される。やがて「この車、意外とうるさいのね…」と、少し困ったような反応をされてしまう。これは、ロードスターRFで高速道路を走ると、誰にでも起こり得る光景です。

もしそのとき、「スポーツカーとはこういうものだ」と説明したくなっても、助手席の相手にとってそれは理屈ではありません。ただの“走行音”ではなく、“不快な騒音”として感じられてしまう可能性があるのです。

しかし、諦める必要はありません。ロードスター本来の命である「軽さ」と「人馬一体の走り」を1mmもスポイルせず、助手席との会話を楽しめるレベルまで静粛性を高める方法は存在します

車を重くせずに静かにする、RF専用の「大人のズルい防音対策」を5つ厳選してご紹介します。

この記事のポイント

騒音の正体は「タイヤ」と「反響」

効果No.1はタイヤ交換

賢い選択は「MCB」と「タイヤハウス」

ルーフのきしみ音は0円で解決

なぜNDロードスターRFは「うるさい」と感じるのか?構造的な弱点と「音」の正体

NDロードスター RFの車内がうるさくなるメカニズム

まず、敵を知ることから始めましょう。多くのオーナーが「風切り音がうるさい」と誤解されていますが、RFにおいて会話を阻害する主な原因は別にあります。

誤解されがちな「風切り音」と真犯人「ロードノイズ」

RF(リトラクタブル・ファストバック)は、その美しいハードトップ構造ゆえに、ソフトトップモデルとは異なる音響特性を持っています。
具体的には、タイヤから発生した「ロードノイズ」がサスペンションとボディを伝って車内に侵入することが最大の要因です。

つまり、外から入ってくる音(風切り音など)よりも、下から響いてくる音が、あなたの会話を邪魔している主犯格なのです。

RF特有のハードトップが引き起こす「こもり音」

さらに厄介なのが、侵入したノイズが密閉されたハードトップ内で反響(こもり音)してしまう現象です。
ソフトトップなら音が外に抜けていくこともありますが、剛性の高いRFのルーフは、特定の周波数の音を車内で増幅させてしまいます。これが「ワンワン」と響く不快な音の正体です。

【結論】NDロードスター本体を重くするのはNG!「発生源」を叩く3つの優先順位

「うるさいなら、デッドニング(防音施工)をすればいい」と安易に考えるのは危険です。ここでは、ロードスター乗りが絶対に避けるべき失敗と、正しい戦略について解説します。

デッドニングの落とし穴!重量増はロードスターの敵

一般的なデッドニング材(制振シートや遮音マット)は非常に重く、フロアやドアに貼り詰めれば、あっという間に20kg、30kgと重量が増えてしまいます。
これでは、ロードスター最大の魅力である「ひらり」とした軽快感が失われてしまいます。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: いきなりフロアカーペットを剥がして、全面に制振材を貼るのは絶対にやめてください。

なぜなら、この点は多くの人が見落としがちで、愛車を「静音化」しようとして30kgも重くし、加速もハンドリングも鈍重にしてしまって後悔するオーナーが数多くいらっしゃいます。

賢いオーナーが実践する「発生源対策」の鉄則

ロードスターRFにおける防音対策の鉄則は、「音を遮る(遮音)」前に「音を発生させない(制振・発生源対策)」ことです。
私は以下の優先順位を強く推奨します。

  1. タイヤ: 唯一の接地点を変える(重量増ゼロ)。
  2. 機能パーツ: 振動を「いなす」パーツをつける(重量増微小)。
  3. ピンポイント施工: ノイズの侵入口だけを塞ぐ(重量増最小限)。

まずは「バネ下(タイヤ)」と「入力点(サスペンション周り)」から攻めるのが、賢いロードスター乗りの流儀です。

【対策Part1】走りの質も劇的に向上させるNDロードスターRF用の「タイヤ&機能パーツ」

RFにおすすめの静音タイヤ比較

ここからは具体的な対策に入ります。まずは、車の基本性能(走り)を引き上げながら、同時に静粛性も手に入れる「一石二鳥」のアプローチです。

対策①:タイヤで変える。最新「REGNO GR-X3」がRFの最適解

最も効果的で、かつ車の基本性能も引き上げる「第一手」は、タイヤ交換です。

これまで、ブリヂストンのプレミアムコンフォートタイヤ「REGNO(レグノ)」には、ロードスターRFの純正サイズ(205/45R17)の設定がなく、オーナーは歯痒い思いをしてきました。しかし、朗報です。最新モデル「REGNO GR-X3」にて、ついにRF対応サイズがラインナップされました。

REGNO GR-X3は、ロードノイズの発生源そのものを抑制する解決策として、現時点で最強の選択肢です。実際に装着すると、荒れたアスファルトでの「ゴーッ」という音が「サーッ」という音に変わり、オーディオのボリュームを2目盛り下げても音楽が聞こえるようになります。

一方で、コストパフォーマンスを重視するなら、ダンロップの「LE MANS V+(ル・マン ファイブ プラス)」も優秀です。こちらはタイヤ内部の「特殊吸音スポンジ」が、RF特有の空洞共鳴音を効果的に消してくれます。

対策②:パーツで整える。AutoExe「MCB」で振動を吸収

タイヤで発生源を抑えたら、次はボディに伝わる「微振動」を消しましょう。ここで活躍するのが、マツダ車を知り尽くしたAutoExe(オートエクゼ)の「モーションコントロールビーム(MCB)」です。

「補強パーツを入れると車が硬くなって、余計にうるさくなるのでは?」と思われるかもしれません。しかし、MCBは一般的な補強バーとは異なり、内部に摩擦式ダンパーを備えています

これにより、路面からの微細な振動を突っ張ることなく「吸収(減衰)」します。結果として、ボディのガタつきが収まり、雑味のないスッキリとした乗り味になると同時に、フロアから響くノイズも低減されます。MCBは、走りの質を高めながら静粛性も手に入れる、まさに「一石二鳥」のアイテムなのです。

【対策Part2】コスパ最強!プロの施工と手軽なNDロードスターDIYメンテナンス

次に、プロショップに依頼すべきポイントと、ご自身で今すぐできるメンテナンスをご紹介します。

対策③:プロに頼むなら「タイヤハウス」一点集中

「DIYは自信がない、プロに任せて確実に静かにしたい」という場合でも、ショップ選びには注意が必要です。「まずはフロアと天井を全部やりましょう」と数十万円のコースを勧めてくるお店ではなく、「タイヤハウス(フェンダー内)のデッドニング」を提案してくれるお店を選んでください。

タイヤハウスは、タイヤが巻き上げた騒音が最初に飛び込んでくる「ノイズの玄関」です。タイヤハウスデッドニングは、フロア全面施工に比べて使用する部材が圧倒的に少なく(=軽い)、かつ発生源に近い場所で音を食い止めるため、費用対効果が最も高い施工メニューです。

ロードノイズ対策に定評のあるプロショップ「CS.ARROWS」なども、まずはタイヤハウスからの施工を推奨しています。ここを抑えるだけで、雨の日の「シャーッ」という水しぶき音も劇的に静かになります。

対策④:【0円メンテ】ルーフの「ガタピシ音」はグリス一本で消える

ここからは、今すぐご自身でできる対策をご紹介します。RFに乗っていて、頭上のルーフ付近から「ミシミシ」「カタカタ」という音が聞こえませんか?

これは故障ではありません。ルーフの接合部にあるゴムパッキン(ウェザーストリップ)が乾燥し、摩擦で音を出しているだけです。

対策は簡単です。ホームセンターで売っている「シリコングリス(スプレーではなくペーストタイプ推奨)」を、ゴムとボディが接触する部分に薄く塗布してください。これだけで、嘘のように不快なきしみ音が消え、新車の頃の静けさが戻ります。これはRFオーナーにとって必須のメンテナンスと言えるでしょう。

対策⑤:DIYで仕上げる。風切り音を抑える「整流」アイテム

最後は、高速道路での会話をさらにクリアにするための「風切り音」対策です。RFはAピラー(フロントガラス横の柱)やドアミラー付近で風が乱れやすく、速度が上がると「ヒュー」「ザワザワ」という音が耳障りになることがあります。

ここでおすすめなのが、エーモン工業の「静音計画」シリーズなどの「風切り音低減フィン」です。

ドアミラーの付け根やピラー部分に小さな突起(フィン)を貼り付けることで、空気の流れを整え(整流)、車体にぶつかる風の音を低減させます。「こんな小さなパーツで?」と疑いたくなりますが、航空機や最新のスポーツカーにも採用されている「ボルテックスジェネレーター」と同じ原理です。

数百円〜数千円で手に入り、両面テープで貼るだけ。もちろん重量増はほぼゼロ。見た目も少しスポーティになり、高速クルージングの快適性がワンランク向上します。

NDロードスターRFを「最高のGTカー」に仕上げて、次の休日は奥様と笑顔でドライブへ

ロードスターRFは、少しの手間で劇的に快適な車に進化します。

  1. まずはシリコングリスでルーフの異音を消す(対策④)。
  2. 風切り音低減フィンで高速域のノイズを整える(対策⑤)。
  3. タイヤ交換の時期なら、迷わずREGNO GR-X3を選ぶ(対策①)。
  4. 予算に余裕があれば、MCB(対策②)やタイヤハウスデッドニング(対策③)を追加する。

この順序で対策を進めれば、車の重さはほとんど変わらず、ハンドリングの楽しさはそのままに、車内の静けさだけが上質になります。

「静かになったね、これなら旅行も楽しいね」。
助手席の奥様からその言葉を聞けたとき、あなたのRFは単なるスポーツカーから、二人にとってのかけがえのない「最高のGTカー」へと完成するはずです。さあ、まずは今週末、愛車のルーフのメンテナンスから始めてみませんか?

raguo

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